2026年8月30日〜31日、初めての南アルプスとなる北岳(きただけ/標高3,193m)へ、一泊二日のテント泊で登ってきました。
関東から前乗り(前泊)なしで一泊二日で登れる山を探していたところ、北岳がまさにドンピシャでした。
ギアを一新して挑む
前回の山行で装備の重さが課題に感じたため、今回はギアを一新しました。
ザックはパーゴワークスのZENN 35(ゼン35)。
総重量はおよそ1kg。軽いのに背負い心地が非常によくて、とても気に入っています。
カメラバッグもパーゴワークスのFOCUS M。前回はザックに直接取り付けるタイプのカメラホルスターを使っていましたが、狭い登山道だとカメラを木にぶつけてしまったり、雨だとザックに仕舞わないといけなかったりと何かと不便だったので変更しました。
寝袋は昔Amazonで買った格安シュラフからモンベルのシームレスダウンハガー800 #2に。
テントは普段はノースフェイスのマウンテンネスト 2(2人用テント)を使っていますが、今回は1人なので3F UL GEARのワンポールテント、LANSHAN(ランシャン)に変更してみました。
1ポールテントは初めてで、慣れるまで組み立てに苦戦すると聞いてはいたものの、軽量化優先で今回トライしてみることに。


それぞれのギアレビューはまた別記事で詳しく紹介したいと思います。
甲府駅から広河原へ、直行バスが便利
始発で甲府駅を目指し、8:15ごろ到着。9:05発の広河原行きバスに乗車しました。
甲府駅から登山口の広河原まで直行してくれるバスがあるのは、本当にありがたいです。

夜叉神峠から先はマイカー規制の区間になっているようで、この時期はバスでのアクセスが基本になります。
登山口に近づくにつれて、あたりは神秘的な雰囲気に包まれていきました。
広河原、雨のなかの到着
11:00ごろ、登山口のある広河原に到着。
雨が割と強く降っていました。
広河原山荘でレインウェアに着替えて、さあ出発というタイミングで、雨がふっと上がりました。
「もう止むのかい」と拍子抜けしつつも、雨上がりの南アルプスは瑞々しく、なんとも神秘的な空気でした。

整備された急登、振り返れば鳳凰三山
登山道は大きな橋からスタートします。


登り始めから結構な急登ですが、綺麗に整備されているので歩きやすい道です。

1時間ほど登ったところで振り返ると、鳳凰三山(ほうおうさんざん)が顔を出しました。

徐々に急登がきつくなってきますが、危険な場所は少なく、整備もされているので安心して登れる感じがあります。
人も結構多い印象でした。


13:30、白根御池小屋に到着
13:30ごろ、白根御池小屋に到着。



中には入りませんでしたが、とても綺麗な山小屋でした。テント場もあり、白根御池という池もあります。

少し休憩して、先を急ぎました。
高山植物とガレ場、森林限界へ
高山植物が群生する急登を蛇腹折で登ると、徐々に視界がひらけてきます。


背後には常に鳳凰三山が見え、岩場もだんだん増えてきました。


植生保護柵の脇を抜けてガレ場をしばらく進んだところで森林限界に。
ついに富士山が顔を出しました。
山頂方面はガスに包まれていてこの時点では見えません。



稜線へ、そして肩の小屋に到着
稜線に出ました。
風は少なく道も整っていて歩きやすい状態です。

大きな岩場と鎖場。

しばらく歩くと、今回の目的地、北岳肩の小屋に到着。
時刻は18:00ごろでした。


テント場はまあまあ混雑、ワンポールテントで苦戦
テント場の受付を済ませてテントを設営します。
結構混んでいて、多くのスペースが埋まっていました。
今回はワンポールテントなので、本当は広い場所が欲しいところでしたが、狭いスペースしか空いていません。
頑張って設営に挑み、だいぶ苦戦しながらもなんとか張り終えました。
テント場の周囲は完全にガスで覆われていたので、明日に期待しながらこの日の活動は終了。
4:00起床、雲海を貫く富士山
翌朝4:00に目が覚めました。
外に出ると朝焼けが見え始めていて、最高の天気。
雲海の先に、雲を貫くようにそびえる富士山が見えました。圧巻です。


やがてご来光。最高の景色でした。



昨日は見えなかった、稜線の反対側に位置する仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)や甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)も完全に見え、美しい朝でした。


6:00、北岳登頂。ブロッケン現象も
北岳山頂を目指し、岩稜を登ります。

楽しい登りでした。




6:00ちょうどくらいに山頂に到着。

360度、なにもかもすべてが絶景です。




日本第2位の高さから、日本第1位の富士山を見るのもまた趣深いものでした。
しかもこの日はブロッケン現象まで発生。すごい光景でした。


天空の縦走路、間ノ岳の入り口まで
日本第3位の間ノ岳(あいのだけ)へとつながる縦走路は「天空の縦走路」と呼ばれています。
間ノ岳まで足を延ばすには時間的に不安があったため、縦走路の入り口まで行って引き返すことにしました。
縦走路から見える景色は最高でした。

たくさん写真を撮って、そのまま肩の小屋へ帰還しました。


カレーを食べて下山
肩の小屋でカレーを食べてから、下山の途につきました。
途中、急登で膝が痛くなるアクシデントもありましたが、無事に下山。
広河原から甲府駅行きの直行便に乗車し、甲府駅まで無事に到着しました。
まとめ
雲海を貫く富士山、ご来光、ブロッケン現象、そして天空の縦走路と、初めての南アルプスにふさわしい景色をたっぷり味わえた一泊二日でした。
都内から前泊なしで、これだけの絶景が堪能できるのは他にないのではないでしょうか。


